⼊社から現在までの経歴と現在の担当業務について
新卒として⼊社した当時の社員数はとても少なく、オフィスもコンパクトで部⾨分けもされていませんでした。
⼊社してすぐのころは官公庁を得意先とした営業(現:公共イノベーション事業グループ)のアシスタントをしていました。今の社⻑が営業マンだったころの、初代アシスタントが私です(笑)そこでは約6年ほど担当し、その後、家庭⽤品を扱う営業(現:ライフスタイル事業グループ)のアシスタントを1年くらい担当しました。
30歳になった頃に上司の推薦を受けて営業へ転属し、イーコマース(以下、EC)の店⻑に抜擢されました。ECには先代の店⻑がいらっしゃいましたが、ほかの業務と兼任していたため、私が店⻑を専任することでショップをもっと⼤きくする計画でした。
店⻑になった最初の年の売上⽬標が前年の1.5倍で、「未経験の私にできるの?」と不安な気持ちもありましたが、知識を習得するために有料セミナーへ参加し、学んだことはすぐに実践! できることはすべて試して、この年の予算を無事に達成したことで、店⻑としての⾃信を持てるようになりました。
ECは商品レビューが投稿されるなどして、お客様からのご意⾒・ご要望が⾒えやすい現場です。ECの店⻑としての仕事が安定してきたころから、「こんな商品があったら、喜んでもらえるのでは?」というアイディアを形にするため、新商品の開発も担当するようになりました。開発した商品はECで販売するだけでなく、⽣協・宅配販路などの卸先へも提案されます。開発に数年かかる商品もありますが、⾃分が担当した商品がたくさん売れると、とても嬉しいですし、やりがいを感じます。
今はライフスタイル事業グループのグループ次⻑(シニアマネージャー)として、グループ内の各チームを取りまとめるマネジメント業務に⼒を⼊れています。マネジメントをする上で必要な知識を得るため、新たに卸売りのための営業も担当するようになったので、ECの店⻑、商品開発、卸売のための営業の三⾜の草鞋を履いて過ごす⽇々です。
⼀⽇の業務の流れについて
朝はメールと社内チャットのチェックからはじまります。お客様への対応を優先しつつ、チャットで社内からの依頼が届いていれば、それらを同時に⽚づけます。基本的には社外・社内を問わず、届いた依頼に対し、当⽇中に対応を終わらせるようにしています。
頭を使う作業を朝に、といったルーティンは無く、何よりもまず依頼事項を朝から⽚付けて、それが終わり次第、⾃分のルーティン業務に対応します。
⼦育て中のため残業はしておらず、緊急時以外の残業をしなくても済むように、すべての仕事に対し、スケジュールを前倒しして取り組みます。
普段は在宅勤務が多く、出社は⽉に数回程度ですが、業務の引き継ぎなどがあれば、必要に応じてまとまって出社することもあります。仕事の状況に応じて、在宅か出勤かを柔軟に切り替えて対応しています。
所属グループの雰囲気や、メンバーの印象について
ライフスタイル事業グループのメンバーはみんな、⾃分の意思がはっきりしていると思います。仕事に対する意欲があって、仕事熱⼼な⼈が多い印象です。物静かに⾒える⼈もしっかりと⾃分の芯を持っていて、意⾒があれば臆せずに伝えてくれます。働くメンバーの熱量が⾼いのは、このグループの伝統かもしれません。
取り扱う商品は成分や原材料にこだわって作られたものがメインなので、取引先やエンドユーザーのお客様も、こだわりのある⽅が多くいらっしゃいます。こだわりのある商品を、こだわりを持ったお客様にお届けできることは、メンバーのやりがいにもつながっていると思います。
印象に残っている仕事は何ですか?
ECの店⻑を任せていただけたことは、⾃分の仕事の転機になりました。アシスタントから営業への転属は、当社で初の事例でした。
当時の上司は私の⽇ごろの働きぶりを⾒て評価してくださって、「この⼈ならきっとECの売り上げを伸ばしてくれる!」と思い、店⻑に抜擢してくださったようです。⾃分の仕事が評価され、新しい仕事に挑戦させてもらえたことで、今の⾃分があると思います。
ワークライフバランスについて/⼦育てと仕事を両⽴するための⼯夫
朝は6時に⼦どものお弁当づくりからスタートします。それが終わって、⼦どもが⾝⽀度や朝⾷を済ませて登校したら、始業までの時間に⼀息つくようにしています。
終業後は定時で退勤し、すぐに⼣飯づくりと、家事の合間に⼦どもの勉強を⾒て、22時半ごろには就寝しています。
⼦どもを出産した当時は産休を取り、育休も約1年、取得しましたが、⾃宅から職場が近かったこともあり、⼦育てにかかるお⾦をしっかり稼ぎたい気持ちもあったので、時短制度は利⽤せずに職場復帰しました。
当時から仕事が早いことで「スピードスター」と部内では異名をいただいていましたが、育休復帰後は、時間的制約があって業務に取り組む中で、より処理能⼒が加速されたと⾃負しています。限られた時間の中で成果を出すために、仕事のスピードと正確さをさらに⾼め、周囲からも信頼を得られるよう努めてきました。
育休からの復帰以降も役割は増えましたが、残業はほとんどなく、それは今も変わりません。
⼦育てと仕事の両⽴を続ける上で、⼦どもの⾝体が丈夫で、保育園や学校から呼び出されることが無かったことは⼤きかったと思います。また、⼦どもはECの店⻑就任後に⽣まれていますが、ECはセールなどの⼤きなイベントも年間計画で早々に決まるため、仕事のスケジュールを管理しやすかったこともあると思います。
気持ちの⾯で、これまで仕事を続けてこられたのは「仕事が楽しい!」というのが⼀番の理由です。⼊社以来ずっと、そのときどきで仕事の楽しさを⾒つけてきました。例えば、⾃分が先回りして⼯夫したことで、お客さんや会社のメンバーから感謝されると嬉しいですし、それがやりがいになっています。
また、「職場の環境に恵まれている」ということも実感しています。⼟⽇祝の休みがしっかり取れる、⼦育てに理解があって必要な制度が整っている。これらのおかげで「何かを諦める」ということがなく、⼦育てと仕事の両⽴を続けられているのだと思います。
休⽇の過ごし⽅
休⽇は趣味の登⼭を楽しんだり、旅⾏へ⾏ったりしています。お盆や年末には実家へ帰省しますが、年に2回は旅⾏をしたいと思っているので、帰省しない代わりに旅⾏へ⾏くこともあります。今は⼦どもが⼟曜⽇も登校しているため、⽇曜⽇に⽇帰り旅⾏をする機会が増えています。
気持ちをリフレッシュするためにも、週末は基本的に外出することが多いですね。
仕事で今後、どんなチャレンジをしたいですか?
⼈⼝減少の影響を受けて⽇本のマーケットが縮⼩傾向にあり、また、国内のEC業界が飽和状態で成⻑が鈍化しているため、今後は輸出や越境ECにチャレンジしたいと思っています。
私は商品開発も担当しているので、既存の⾃社商品を輸出⽤にリブランディングしたり、海外向けの新しいブランドを⽴ち上げたりもしたいです。
グループ内の仕事を整理して、新たな事業にチャレンジできるよう準備を進めている途中なので、2〜3年後には具体的に動き出したいと思っています。
あなたにとってG-Placeはどんな場所(=Place)ですか?
『⾃分を成⻑させてくれる場所』
学⽣時代の⾃分からは、こんなに仕事に情熱を持てるとは想像できませんでした。新卒で就職した当時は営業アシスタントをしていたので、役割的にも「バリバリと仕事する」というよりも「縁の下の⼒持ち」でした。しかし、そんな中で働きぶりを評価され営業に転属、店⻑に抜擢、商品開発を担当、と新しいことにチャレンジする機会を多く与えてもらえたことで、⾃分の中で眠っていた「バリバリと仕事する」部分が開花しました。
未経験者にもチャンスを与えてくれるのが、この会社の良いところだと思います。