グループ内で連携する社員たちの働き方

グループ内で連携する社員たちの働き方

同じグループ内で連携する社員の働き方についてご紹介します。ドイツの世界的家電メーカー、BSHホームアプライアンスのビルトイン食器洗い機をはじめ、住設機器の輸入と販売を行っているBosch事業グループのマネージャーに、グループの雰囲気、連携する上で工夫していることや連携しているからこそ達成できたことなどについて語ってもらいました。

それぞれの役割について

Wさん
私たちブランディングセールスチームは、仕入れ(輸入)や国内でのブランド構築を含め、メーカー側との折衝に関わるすべてを行っています。
マーケティングにおいては、BSHにグローバルの基本戦略があるため、必ずしも自分たちが考えた施策ができるわけではありません。そんな中でも独自の工夫をし続け、柔軟に対応していくことが重要です。
また、新しい取り扱い製品を決めていくこと、それに付随する法規制をクリアすることも含めて、商品企画のような役割がこのチームにはありますね。

Oさん
サービス面での外部評価がブランド構築につながるという意味で、Bosch事業グループではアフターサービスと品質管理はブランディングの一環のような位置付けとして動いています。
私たちアフターサービス担当は、販売する前と後の製品対応を行っています。例えば日本独自の仕組みとして、販売するために必要な認可を輸入ロットごとに取得する必要があるため、輸入時にはそのための検査を行っています。
販売後の製品に不具合が起きた場合は、原因究明や再現性の確認、必要に応じて対策を講じるなどテクニカル面での対応をすることもアフターサービス担当の領分です。この場合、BSH対応を行っているメンバーとの連携も重要になります。

Tさん
MDAセールスチームは、販売代理店やビルトイン家電の主な販売先であるキッチンメーカーなどへのさまざまな対応を行っています。
先ほどOさんが話されたような製品トラブルが発生した場合、迅速な対応と販売先への正確な報告が必要となるので、アフターサービス担当と密に連携しながら対応します。
また、私たちの販売活動で得たさまざまな情報が、ブランディングセールスチームのBSH対応業務でも重要になりますので、そうした情報共有もしています。

Wさん
Bosch事業グループの最大の特徴は、仕入れ先が世界規模の家電メーカーであるという点です。製品の仕様においても、日本国内におけるマーケティング施策においても、メーカー側にグローバル戦略があり、それをしっかりと理解して可能な範囲で私たちの手で日本市場にローカライズしていくことが重要です。そのためにも、各チームの対応を連携させ、メーカーと協力的に進める体制を構築しています。

グループ内の雰囲気や、
メンバーの印象について

Wさん
業界によっては部署ごとの力関係の違いなどもあるかもしれませんが、当社ではそういったことはなく、みんな同じように重要であり、いい意味で横並びだと考えています。Bosch事業グループ内のどのチームも対等に意見を言い合うし、特定のチームの意見がいつも通るということはありません。

Tさん
Bosch事業グループはここ数年で若いメンバーが複数名増えていますが、みんなすごく素直ですよね。

Wさん
それは本当にそうですね。若手に限ったことではありませんが、グループ内で連携するにあたって、依頼される前にできることを自分から探しに行くという姿勢や、自分が担当することで相手がやりやすくなるのではないかという積極的な意識も持ってもらうようにしています。

Oさん
自分が気持ちよく仕事できるのは、誰かがいろいろなことをやってくれているからです。Bosch事業グループでは外部倉庫に製品を保管していますが、これも「借り物」であり、また大切な商品管理をお任せしている場所ですので、訪問した際には掃除をやるようにしていますし、若手にもその重要性は伝えています。

グループ内の雰囲気や、メンバーの印象について
連携する上で気をつけている点や工夫している点について

連携する上で気をつけている点や
工夫している点について

Tさん
営業販売活動とブランディングおよびマーケティングを常に連動させるために、合同の週次ミーティングを実施しています。MDAセールスチームは出張が多いのでオンライン参加になることもありますが、その場では直近の情報を共有し合っています。

Oさん
アフターサービスやテクニカル対応は、常にMDAセールスチームと連携して、営業的な視点を忘れずに対応しています。チームが独立し過ぎることで起こるセクショナリズムのような部分で、エンドユーザーの皆様や販売先にご迷惑を掛けないことを第一に考えています。

Wさん
メーカー担当、得意先担当、品質管理担当がそれぞれ把握していることを、常に共有し合って仕事を進めています。『連携するぞ!』と意識しているというより、そうしないと事業が円滑に行えないと考えています。
ただ、人間ですからどうしても自分の仕事に集中してしまう、そこだけに意識が向いてしまうことはあります。だからこそ、チーム間のコミュニケーション、情報共有はかなり丁寧に行っていますね。

連携しているからこそ
達成できたこと、連携している
メンバーに助けられた
エピソードについて

Oさん
これはもう本当に、日々助けられてますね。連携が無ければBosch事業の成長は無かったと思いますし、成長したことでそれぞれのチームに新しいメンバーを迎えられるようにもなりました。メンバーが増えたことで、以前にも増してお互いに協力できる体制や、仕事の精度をさらに上げられる状態が作れるようになっています。

Tさん
販売先が実施するイベントへの参加が必要で、時期によっては全国各地での対応が重なることがあります。その場合、ブランディングセールスのメンバーに協力してもらうこともありますね。それが結果としてブランディングセールスメンバーも販売先の方と対面することで生の声を聞く機会になり、全メンバーが経験値を得られていると思います。
また、得意先から求められる資料を作ることもあるのですが、業務の状況などによってはブランディングセールスの方に支援をお願いすることがあります。各々の仕事の垣根を超えた協力体制、というものを作れていると思います。

Wさん
MDAセールスのメンバーには、できるだけ取引先とのやりとりに集中して欲しいですからね。
一人だけで成果が上げられる仕事は、当社には一つもないと考えていますが、その分「仕事(成果)の評価」の難しさはあります。会社全体としても「組織としての成果」を重視していますので、私たちのグループでは、「それをやるためにどう立ち回ったか、一緒に動いてくれた人たちにどう気遣ったか」といった点を大事にしたいと思っています。

連携しているからこそ達成できたこと、連携しているメンバーに助けられたエピソードについて

※こちらは2025年8⽉時点の内容です