どんな事業でどのような連携をしているか/
それぞれのチームの役割について
Tさん
私たちが連携して行っているのは、自治体が実施する「ごみの有料化事業」に関連して発生するさまざまな業務のアウトソーシングを受託し、自治体業務を代行する、という事業です。
通常、ごみの有料化は自治体がごみ袋の仕様を決め、そのごみ袋を自治体内の取扱店(コンビニやドラッグストアなど)を通して流通させ、住民が取扱店で購入し、その購入代金を「ごみ処理手数料」として自治体が回収するという方法で行われます。
私たちは、こうした「ごみ袋の製造・流通・手数料の徴収」などを代行しています。自治体の代わりに業務を行うので「常に100点満点を出し続けなければならない」と感じています。
ごみ有料化事業は、自治体が検討開始してから実際に運用が始まるまで、長い場合は5〜6年ほどかかります。営業チームは、自治体がごみ有料化を検討し始めた段階から関わり、長年の実務経験で獲得したノウハウをもとに、業務を設計し提案します。
Sさん
販売管理チームは、ごみ袋の製造依頼と在庫の管理、取扱店からの注文受付と配送手配、1か月の配送実績の報告と自治体の収納代行、といった実務を担っています。業務設計の段階から関わり、有料化制度がスタートしたら日々どんな業務が発生するのか、それぞれの自治体の要望や状況に合わせて細かなところから仕組みを作り上げていきます。
Gさん
システム開発チームは、自治体のごみ有料化に特化した業務処理システムを構築し、業務運用をサポートしています。私たちも業務設計の段階から関わり、スムーズな制度開始と安定運用に向けて一緒に進めていくことになります。

連携先のチームと自身が
所属するチーム、それぞれの
メンバーの印象について
Gさん
営業チームも販売管理チームも、若いメンバーが増えているなぁ、という印象です。会社は若い人が入ってくれないと存続しないですから、良いことですよね。
Sさん
営業チームに対しては、若いメンバーが中心となってアイデアを出し合い、新しい仕事を生み出していこうと挑戦しているな、と感じています。システム開発チームには、いろいろなことを相談しやすいですね。私が相談するとGさんにはその場では「いやだ」と冗談で言われるんですけど(笑)でも何だかんだ言いつつも、ちゃんと相談に乗ってくれます(笑)自社内にシステム開発というチームがあることはG-Placeの強みであると思うので、販売管理チームのメンバーには「(良い意味で)システム開発メンバーを活用するように」と伝えています。
Gさん
営業チームが受注してきた仕事の中で、販売管理チームが使うシステムを提供するのが我々の役割なので、彼らがやりやすくなるように、話しかけてもらいやすいような雰囲気作りは心掛けています。
Tさん
何か問題が起きたとき、報告や相談をしにくいことがありますよね。若いメンバーは特にそう感じやすいと思います。でも、販売管理チームとシステム開発チームには、とにかく「相談しやすい」です。どちらのチームも、絶対に何とかしてくれるんですよ。 営業という立場上、お客様からの難しい要望を連携先のチームに依頼しないといけないこともありますが、チームの壁を超えても相談できるような関係ができています。組織図上の壁を感じることはなく、「みんなでやっている!」という意識があるように思います。
販売管理チームとシステム開発チームのメンバーは、営業側が何か失敗してしまってもその余波を最小限にとどめてくれる「優秀な砦」なので、営業チームのメンバーは、営業経験が無かった人や、全然違う業界から転職した人も、失敗を恐れずにいろいろとチャレンジしていますね。
Sさん
販売管理チームのメンバーは、自身の実務や対応が営業、さらには会社の信頼・評価につながるのだということを意識して、日々の仕事に取り組んでくれています。そういった意識が、ただ実務をこなすのではなく、チーム内外問わずコミュニケーションをとりながら、よりよい運用を構築したり、改善したりしていこうという部分につながっていると思います。
Gさん
システム開発チームは、システムエンジニア的なことも、プログラマー的なことも全部やっているので、幅広い知識が求められます。扱うシステムの数だけで100くらいあり、とにかくバリエーションが多いので、メンバーは豊富な知識をもってシステム開発者として求められていることをこなしていると思います。
複数のチームで連携する上で
気をつけている点や
工夫している点について
Gさん
基本ではありますが「きちんと伝えること」と「きちんと確認すること」は大事にしています。自治体と販売管理チームが望む業務用システムを作り、納品するのが我々の仕事ですが、完全に要望通りには作れないこともあります。そんなとき、まずはその事実を理解してもらった上で、どこまで理想に近づけるか、という部分が重要になってきます。自治体とは営業チームを通じてのコミュニケーションになるので、正しく伝わるように説明をすることを心がけています。同時に、同じシステムでも実際にどのような業務処理でどう使われるかは、自治体ごとに微妙に違うことがあります。そのため、「どう使うか?」「何のためにこれが必要なのか?」というのは、毎回丁寧に確認しています。
Sさん
ごみ有料化関連事業においては、販売管理チームの仕事は営業チームが自治体からの委託を受けられなければ発生しません。販売管理チームは、いかに業務効率をあげるか、というところに視点が偏りがちですが、営業チームとその先の自治体の立場に立って業務や運用を考案するように気を付けています。また、「私たちの仕事は自治体の仕事である」という責任感や、「私たちの対応が自治体の対応として見られている」という意識を持ち、高いクオリティを保つことによって、私たちのサービスを営業が自信をもって提案できるように心がけています。
Tさん
先ほどSさんが、「販売管理チームの仕事は営業チームの仕事が無ければ発生しない」と話してくださいましたが、営業チームから見れば、販売管理チームの日々の「実務」とシステム開発チームが作ってくれる「システム」が、自治体に販売している「商品」そのものなんです。営業チームは、その2つのチームができることや得意なこと、そして彼らがこれまで達成してきたことを「実績=商品」として自治体に提案しています。だからこそ営業チームとしては、自治体が必要としている業務の提供をめざすと同時に、販売管理チームとシステム開発チームにかかる負担をいかに減らすか、そのバランスを取ることが重要だと思っています。そのためにも、自治体の現状や課題、希望を正しく聞き出し、「核」の部分は何なのかを正しく理解することが大事だと感じています。
連携しているからこそ
達成できたこと、連携している
メンバーに助けられた
エピソードについて
Tさん
ある自治体の業務の導入時期に、営業チーム全体が別のトラブル対応でかなり手いっぱいになっていたことがありました。本来は営業チーム側でもっと詰めたり練ったりしてから販売管理チームやシステム開発チームに出さなければいけない依頼ばかりだったのですが、そのときは連携チーム側で多くの部分をカバーしてくれて、本当に助かりました。
Sさん
基本的な仕事の線引きは勿論ありますが、状況によって対応が難しい場合があることも理解しているので、みんな自然とサポートしあっていますね。システム開発チームは、「もっとこんな風にしたい!」という私たちの依頼事項に対して、いつも迅速に対応してくれるので、業務効率向上の面で大変助かっていますし、営業チームは、販売管理の意見や考えを必ずヒアリングした上で進めてくれるので、新しい業務であってもスムーズに取り組むことができています。
Gさん
複数のチームで一つの案件を進めているので、それぞれの進行を把握し合っているという良さがありますね。例えば、営業チームが自治体と話して決める内容がシステムにも関わってくる場合に、販売管理チームが状況を把握していて、必要に応じて営業側に進捗確認を促してくれることがあります。予定通りに進められるようお互いが気にかけていることで、期限厳守の案件に対して毎回きちんと納品できていると思います。